「2050年」から環境をデザインする 都市・建築・生活の再構築
2050年には、化石燃料が枯渇すると予想されており、現在進行中の少子・高齢社会がすでに現実のものとなっている。こうした時代の新たなトレンドを読み解きながら、いま、都市をどうつくり変えていけばいいのか。リノベーション的都市計画である「ファイバーシティ」、水の都市としての東京再生、脱ヒートアイランド都市などをめぐって、現在活躍中のデザイナーや専門家が、具体的に提案する。本書は、既刊「「環境建築」読本」に続く第二弾。
■目次
序 「2050年」から環境をどうデザインするか 中村勉
1 都市へ介入してつくりかえる
・ファイバーシティ 縮小をデザインする 大野秀敏
・市民がデザインする地域社会 萩原なつ子
2 水から都市を組み立て直す
・東京エコシティ 水のネットワークを生かす 陣内秀信
・流域から見た「ヒト・自然系」 大西文秀
・近江八幡の自然再生 柴田いづみ
3 農から環境を創造する
・エコビレッジ 農を基盤に地域をつくりかえる 糸長浩司
・エコビレッジ鶴川の試み 中林由行
4 緑で風景文化をつくる
・小さな都市としての「庭」 庭師の視点が人と緑をつなぐ 三谷徹
・自然と共生する「地球のたまご」 緑と水と光をデザインする 永田昌民
5 脱ヒートアイランド都市をつくる
・脱ヒートアイランド都市 自然・地域のよさを生かしてまちをつくる 梅干野晁
・クールスポットとしての新宿御苑 善養寺幸子
6 住から環境をつくる
・団地再生 住み手が住まいをつくる 野沢正光
・団地再生と生活支援システム 持田昭子
あとがき 寺尾信子
著者:日本建築家協会環境行動委員会
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:280
発行年:2007.10
