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地震 住まい 生活 阪神・淡路大震災の教訓

セール価格 2,640円(税込)

本書は、阪神・淡路大震災の被災者の「住まいと居住地復興」にかかわる問題と課題を、震災発生直後より、直接被災者の声を汲み上げるかたちで把握した点に特色がある。都市の大規模災害時における、住まいと居住地の復興政策、自治体の耐震対策など、復興と防災を多面的にとらえており、常に被災者の「居住の権利」を守るという立場から、現在のまちづくりや住宅政策の問題点と課題を明らかにしている。

■目次

・序章 地震発生。何が起こったのか

 1月17日、そのとき/つぶれた住まい、消えた街/災害弱者の発生

・1章 震災が明らかにした住宅政策の脆さ

 阪神・淡路大震災の全貌/その後も続く大震災と被災/阪神・淡路大震災と住宅政策の矛盾/今も残る爪痕。震災は終わらない

・2章 復興はこうして始まった

 始めに戸数ありき/何戸建てるべきだったのか/必要戸数積算根拠の重要性

・3章 公的支援は受けたけれど

 緊急避難所での生活/仮設住宅での生活/復興公営住宅の問題点

・4章 住まい・まちづくりの光と陰

 だれのためのまちづくりか(森南・本山中町地区の場合)/苦しかった自力復興/被災10年目を迎えても

・5章 急がれる課題「耐震対策」

 私たちがなすべき耐震対策/行政がとるべき耐震対策

・終章 これからの住宅政策に向けて

 阪神・淡路大震災での住宅復興の問題点/すべての住宅に耐震診断を!/「居住の権利」に基づく住宅政策を!

・年表

・あとがき

著者:岸本幸臣、宮崎陽子

出版社:彰国社

サイズ:B6

ページ数:277

発行年:2008.06