隈研吾/極小・小・中・大のディテール
現代の巨大建築は、スケール感を失い、場所や身体とのつながりを欠いて、アイコン化している。これに対し、隈研吾は「極小の建築」「小の建築」で発見したさまざまな素材の基本単位寸法を応用し、「中の建築」「大の建築」でも身体スケールを保ち、場所とつながろうとする。本書ではこのような隈研吾の建築の特長を最近作を通して紹介する。
■目次
・極小・小・中・大のディテール 隈研吾
・対談 日本流空間構成の伝統と未来 内田祥哉×隈研吾
・極小の建築
K×K
宝積寺駅前グリーンシェルター
カードキャッスル
ポリゴニウム
セラミック・クラウド
・小の建築
Paper Snake
織部の茶室
Tee Haus
ルシアン・ペラフィネ心斎橋
・中の建築
福崎空中広場
otus House
ちょっ蔵広場
まちの駅「ゆすはら」
プロソミュージアム・リサーチセンター
・大の建築
LVMH大阪
呉市音戸市民センター
根津美術館
梼原・木橋ミュージアム
・収録作品データ
著者:隈研吾都市建築設計事務所
出版社:彰国社
サイズ:A4
ページ数:95
発行年:2012.05
