現代日本土木史 第二版
日本の土木の歴史を、「江戸時代まで」「明治維新から第二次世界大戦まで」「第二次世界大戦以後」の三つに大きく分け、それぞれの時代の持つ社会的背景と特質を踏まえ、わが国の土木の歩んできた過程を解説する。今回は20世紀から21世紀への回顧と展望とともに、最近の文献および年表の土木関連の重要事項を追加し、第二版として内容の充実を図った。本書は、1990年の発行以来、大学の土木史の講座教科書として、また土木技術者の教養書として長らく好評を博している。
■目次
・1 日本土木史の意義と特質
1.1 土木史の意義/1.2 日本の土木の特性
・2 江戸時代までの土木技術の形成
2.1 古代から中世までの日本の土木/2.2 近世における日本の土木/2.3 西欧近代土木工学の発祥と近代土木技術の黎明
・3 明治維新から第二次世界大戦までの土木技術の近代化
3.1 明治初期における近代土木技術の導入 お雇い外国人の役割/3.2 明治期における土木工学の成立と土木技術の近代化/3.3 大正と昭和初期における土木技術と土木事業の発展
・4 第二次世界大戦後の土木事業の発展
4.1 戦後の混乱から復興へ(1945~59)/4.2 高度成長を支えた旺盛な国土開発/4.3 安定成長期における持続的開発と保全の調和/4.4 第二次世界大戦後の半世紀を顧みる/4.5 21世紀の課題
・文献解題
・日本土木史年表
・索引
著者:高橋裕
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:244
発行年:2007.08
