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構築環境の意味を読む

セール価格 3,300円(税込)

住まいは誰がつくるのか。建築家か、それとも住まい手なのか。空間としての住まいではなく、むしろ住み手がそこで持ち込む家具や設えといったものがより重要であり、それこそが住まいに意味を与えることを本書は明快に解き明かす。その方法は、言語以外の記号やシンボルの意味からなる、非言語的コミュニケーションによるアプローチを用い、アメリカをはじめとする世界各国の社会学調査、人類学的モノグラフを渡り歩くものである。住まいをはじめとする「構築環境」の求める役割に、建築家がどのように応えるべきなのか、その問いを逆照射する。本書は環境心理学の古典的テキストであり、関連分野の研究者から翻訳の完成が待たれていた待望の書である。

■目次

・第一章 意味の重要性

・第二章 意味の研究

・第三章 環境の意味―非言語コミュニケーションアプローチのための予備的考察

・第四章 非言語コミュニケーションと環境の意味

・第五章 小規模事例への応用

・第六章 都市例への応用

・第七章 環境・意味・コミュニケーション

著者:エイモス・ラポポート、高橋鷹志、監、花里俊廣

出版社:彰国社

サイズ:四六版

ページ数:416

発行年:2006.05