文化・建築・環境デザイン
建築のデザインの目的は、芸術的な自己表現ではなく、科学的な根拠に基づいて利用者の環境をつくることである、という立場で書かれた本。デザインは、あくまでも利用者本位で行うべきであり、そのために場合によっては自分の趣味に合わないデザインをせざるを得ないこともあり得る。その根拠は、デザインは、各地の文化に固有なものであり、その文化の中でその地域の人々は息づいているからである。だから建築のデザインを、各地の文化の中で育まれた環境デザインとして捉え直している。
■目次
・イントロダクション
・第1章 環境行動研究の本質と役割
・第2章 環境の性質と類型
・第3章 文化の重要性
・第4章 好み・選択・デザイン
・第5章 文化の本質
・第6章 文化の「スケール」
・第7章 文化を活用する
・第8章 応用例
著者:エイモラス・ラポポート、大野隆造、横山ゆりか
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:165
発行年:2008.09
