アトラス 新しい建築の見取り図
いま、アメリカでもっとも注目を集めている建築家のユニット、ライザー+ウメモトの初の建築論集。アイゼンマンの後、建築批評の不在がいわれる中、彼らは建築の実践と理論の統合を大胆に行おうとしている。モダニズム、ポストモダニズムの可能性とその限界を踏まえて、彼らの注目するのはモノとモノの組立てからなる建築実践の可能性、そして、制約条件それ自体が新たな建築を生み出すという発想の逆転である。建築、哲学、科学、文学といった多様な世界を自由に横断しながら、袋小路に入り込んだ現代建築を新たな創造の地平へと引っ張り上げるアイデアとユニークな図版がいっぱい詰まっている。
■目次
・日本語版 序 宇野邦一
・謝辞
・緩慢な燃焼との格闘 サンフォード・クィンター
・はじめにIntroduction)
・幾何学(Geometry)
・モノ(物質)(Matter)
・操作(Operating)
・避けるべきよくある間違い(Common Errors to Avoid)
・この世界(The World)
・日本語版 あとがき 隈研吾
著者:ライザー+ウメモト、隈研吾監、橋本憲一郎
出版社:彰国社
サイズ:A5変
ページ数:263
発行年:2008.10
