ル・コルビュジエのインド
1951年、63歳で初めて訪れた混沌のインドで、ル・コルビュジエの合理精神は何を考えたのか。彼は、その後23回インドへ渡り、チャンディーガルとアーメダバードを中心に庁舎、美術館、住宅などを残した。これらの建物を、写真家・北田英治の撮りおろし写真と、建築家・宮本佳明、後藤武と建築史家・倉方俊輔による現地座談会を核に紹介する。とくにチャンディーガルの議事堂の内観は圧巻。
■目次
・ル・コルビュジエは23回インドを訪れた。
・そして、彼はモデュロールを使い、35のプロジェクトを残した。
・チャンディーガル
・議事堂(1955-1962)
・2005年2月4日/インディラ・ガンディー空港発 現地座談会 チャンディーガル編
宮本佳明×後藤武×倉方俊輔
・選ばれた者による神話的企て 議事堂扉絵の製作意図と精神的背景 林美佐
・合同庁舎(1953-1958)
・最高裁判所(1952-1956)
・富永譲インタビュー 透明性から野生へ
・もうひとつのチャンディーガル 環境都市から保存都市に向かって 渡邉研司
・アーメダバード
・繊維業者協会会館(1951-1954)
・サラバイ邸(1951-1956)
・インドでの経験 ル・コルビュジエ、そしてバルクリシュナ・ドーシ 斎藤祐子
・ジャン・ルイ・ヴェレ インタビュー インドでコルビュジェを喚起したもの
・2005年2月6日/インド経営大学発 現地座談会 アーメダバード編
・変わらないコルビュジエ 越後島研一
・1991年のインディアン・ラプソディ 南泰裕
・インドの「コル」に会いに行こう!建築ガイド
・図面 議事堂/合同庁舎/高等裁判所/繊維業者協会会館/サラバイ邸/ショーダン邸
・「ル・コルビュジエのインド」を知るための情報源
著者:彰国社、北田英治
出版社:彰国社
サイズ:240×185
ページ数:160
発行年:2005.06
