初めての建築設計 ステップ・バイ・ステップ
建築専攻の学生のための、オーソドックスな設計方法の手引書。設計課題を前にどこから手をつけたらいいのか、とまどう学生は多い。この本で紹介する方法を使えば、どんな設計課題でも、6つのステップを一歩一歩着実に進んで、だれでも個性的な成果物にたどりつける。実際にこの方法論で課題を設計した神戸芸術工科大学の学生の設計例を見せながら、この設計方法を具体的にやさしく手ほどきする。
■目次
・はじめに
・オリエンテーション
学習の流れ/登場人物紹介/課題内容と出題の意図
課題 まちなかファクトリーの設計
・Step1 敷地を読む
Step1で行うこと/広域情報を把握しよう/現地を歩き回ろう
調査結果を図にまとめよう/敷地模型をつくろう
column 抽象としての敷地・具体としての敷地
・Step2 ヴォリュームで考える
Step2で行うこと/内部空間をヴォリュームで表現しよう
建物と周辺環境の関係を考えよう/学生によるスタディ
column すべてを一瞬で決めた模型
・Step3 機能を考える
Step3で行うこと/部屋と動線について理解しよう
必要諸室を配置しよう/学生によるスタディ
column 建築の意味を変える平面計画
・Step4 空間の囲み方・支え方を考える
Step4で行うこと/空間の囲み方を考えよう/空間の支え方を考えよう
図面にまとめよう/学生のスタディ
column 大地の隙間
・Step5 細部を考える
Step5で行うこと/階段を設計してみよう/スロープを設計してみよう
建具を工夫しよう/家具を考えよう/便所をうまく納めよう
仕上げ材料を決定しよう/外部空間をデザインしよう
column 「納める」ということ
・Step6 プレゼンテーション
Step6で行うこと/各種図面をそろえよう/模型で表現しよう
図面をレイアウトしよう/学生による製作例/人前で発表しよう
column プレゼンテーションはコミュニケーション
・課題を終えて
・図版出典リスト
著者:川北健雄、花田佳明、三上晴久、倉知徹、水島あかね
出版社:彰国社
サイズ:B5
ページ数:119
発行年:2010.04
