まち建築 まちを生かす36のモノづくりコトづくり
建築のいとなみを「使いこなす」「終える」「構想する」「工事する」「見つめる」のサイクルとして、各事例を位置づけて紹介。建築物が存在している事を前提として、建築や都市をどう「使いこなす」かについて、雑貨や家具から建築、まちづくりまで多くの具体例を通じて考察する一冊。
■目次
まち建築のすすめ
36のモノづくりコトづくり
・使いこなす
シェアオフィスで地域を育む/KANEMATSU
自分の住みたいまちをつくる/宇都宮市もみじ通り
移住者を呼び込む創造的田舎暮らし/サテライトオフィスプロジェクト
工場街の昼と夜を使い分ける/ムンレ・アート・ビレッジ
受け継ぎ方をデザインする/とよさと快蔵プロジェクト ほか
・終える
建物は残さず記憶をつなぐ/トランスアーツトーキョー
展覧会で幕を下ろす/RYUGU IS OVER!!竜宮美術旅館は終わります
役割を終えたモノと空間で創造性を育む ほか
・構想する
まちの「顔」をつくりだす/北本らしい「顔」の駅前つくりプロジェクト
ワークショップの手法を開発する/CitySwitch
まちかどの共有の場所を構想する/オープンエアー・ライブラリ ほか
・工事する
ご近所づきあいをデザインする/いえつく5
アートセンターは工事中から始まる/バルティック現代アートセンター
工事現場をデザインする/新宿サザンビートプロジェクト ほか
・見つめる
建築の見方、楽しみ方を育てる/オープンハウス・ロンドン
愛するビルを伝え、新しい価値を与える/ビルマニア・カフェ
小さな道具を提案する/みずみずしい日常 ほか
・COLUMN
建築行為の社会背景 森田芳朗
建てない時代の建築教育 平田京子
デザインや工事がカラオケ化する時代に仕事をつくる 山代悟
回復の場のデザインは可能か? 岩佐明彦
・座談会
建築にできることは、もっと多様で幅広い
伊藤香織×有岡三恵×一ノ瀬彩×大西正紀×岡部友彦×志村真紀×平田京子×山代悟
著者:日本建築学会
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:183
発行年:2014.05
