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ノイズを設計する あたりまえの建築をめざして

セール価格 2,640円(税込)

無秩序に立ち並ぶ建物や人々の生活から溢れ出すモノなどは、設計条件のなかでもネガティブな「ノイズ」として位置付けられがちだが、ノイズに対する感度を高めてみると、そこには豊かなサウンドを見出せるかもしれない。本書では、そうした姿勢で設計に取り組む4人の住宅作品とその手法を紹介。作品を見学しながら収録した座談会も盛り込み、それぞれの共通点や相違点、そして近代の先にある豊かさを獲得するための設計手法を探る。

■目次

・はじめに ノイズと対話する「あたりまえ」を再構成する

 伊藤博之・川辺直哉・田井幹夫・松野勉

・水平面がつなぐ、モノ、家具、建築

 (MATSUBARA 伊藤博之建築設計事務所)

  4人の視点/ここが知りたい

・シンプルな矩形に変化を生む「どこでもない」場所

 (TAKANAWA 伊藤博之建築設計事務所)

・見えないノイズを拡声する巨大な気積

 (和賀材木座の家 アーキテクトカフェ・田井幹夫建築設計事務所)

 4人の視点/ここが知りたい

・環境に応答しながら、アクティビティを覆う大きな屋根

 (佐野の大屋根 アーキテクトカフェ・田井幹夫建築設計事務所)

・現場のノイズを静かに混ぜ合わせる(LUZ白金 川辺直哉建築設計事務所)

 4人の視点/ここが知りたい

・環境と暮らしをつなぐ、形態の異なる2つのハコ

 (鎌倉極楽寺の住宅 川辺直哉建築設計事務所)

・大地との間にざわめきを生む、うねる壁と床

 (大地の景色 松野勉・相澤久美/ライフアンドシェルター社)

 4人の視点/ここが知りたい

・住宅、事務所、オープンスペースを狭小地に押し込む、生き生きとした生活空間

 (foo 松野勉・相澤久美/ライフアンドシェルター社)

・小坂淳インタビュー ノイズを拡張し、新たな価値を導く

・安東陽子インタビュー 空間から聞こえる声をテキスタイルで伝える

・敷地のノイズを読み解き、形を与える

・おわりに 「あたりまえ」の先にあるもの

 伊藤博之×川辺直哉×田井幹夫×松野勉

著者:伊藤博之、川辺直哉、田井幹夫、松野勉

出版社:彰国社

サイズ:B5

ページ数:111

発行年:2014.04