モダニスト再考 [海外編] 建築20世紀はここから始まった
20世紀における建築の最大のムーヴメント「モダニズム」を、人物に焦点を当ててとらえ直す。
※本書は、雑誌「建築文化」の特集「モダニズムの33人 モダニズム再考I 海外編」をもとに単行本として刊行されたもの。
■目次
・オットー・ヴァーグナー
「装飾(フェティッシュ)と価値真空」田中純
・ルドルフ・シュタイナー 「神殿の世俗化」田中純
・フランク・ロイド・ライト
「クリティカル・リージョナリズム以後」暮沢剛己
・チャールズ・レニー・マッキントッシュ
「マッキントッシュ神話とデザインの地政学」田中純
・ペーター・ベーレンス
「芸術/技術、その切断の狭間で」田所辰之助
・アドルフ・ロース
「ポチョムキン文化への加重暴行」大島哲蔵
・ピート・モンドリアン 「新造形主義の夢想」暮沢剛己
・オーギュスト・ペレ 「2の葛藤」後藤武
・アイリーン・グレイ
「ヒンジ的なるもの」による「模様のうちなる白紙」川上比奈子
・テオ・ファン・ドゥースブルフ 「協働と対立の狭間」奥佳弥
・グンナー・アスプルンド 「スケールの攪乱」後藤武
・ルートヴィッヒ・ヒルベルザイマー
「建築の無化としてのアーバニズム」大島哲蔵
・ミース・ファン・デル・ローエ
「無柱空間と自由壁の原理」槻橋修
・ルドルフ・シンドラー 「奔流はどこにも帰属しない」大島哲蔵
・ル・コルビュジエ 「ル・コルビュジエの欠如体」岡田哲史
・ヘリット・トーマス・リートフェルト
「事物と概念の<あいだ>に立つ者」南泰裕
・ジークフリート・ギーディオン
「近代建築を広報した男」五十嵐太郎
・ルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン
「超越論的ディテール」後藤武
・ハンネス・マイヤー 「建築=機能×経済」宮島照久
・エル・リシツキー 「プロウン・ルームへの招待状」丸山洋志
・フレデリック・キースラー 「棺としての無限住居」田中純
・リチャード・ノイトラ
「インターナショナル・スタイルを越えて」ケン・タダシ・オオシマ
・ラースロー・モホリ=ナギ
「モホリ=ナギ-Towards New Life / New Technology」米田明
・バックミンスター・フラー
「ライフサイエンス、デザイン、そして建築」暮沢剛己
・アルヴァ―・アールト 「パロールの建築家」槻橋修
・マルト・スタム
「近代『バウエン』の殉教者あるいは虚空に消えたアヴァンギャルド」矢代直巳
・カレル・タイゲ 「『構成』の詩学を説いたイデオローグ」矢代直巳
・ジャン・プルーヴェ 「アール・ヌーヴォーからジェット機へ」手塚貴晴
・アダルベルド・リベラ 「モダン・サブライムのゆくえ」南泰裕
・ジュゼッペ・テラーニ 「唯物論的フォーマリズム」後藤武
・オスカー・ニーマイヤー
「All that is solid melts into air ブラジリアをめぐる一注釈」暮沢剛己
・ジョセフ・リクワート
「起源への問いを通して近代を思考する歴史家」 五十嵐太郎
著者:
出版社:彰国社
サイズ:A5変
ページ数:351
発行年:2016.12
