
リノベーションからみる西洋建築史 歴史の継承と創造性
西洋建築史を様式変遷史ではなくリノベーションの重層としてとらえ、リノベーションの創造性という視点から西洋建築史を再考する。ローマ神殿の円柱の入手に奔走した司祭、小城館に王統の継続性を託した王・・。時間が積み重なった建築に人が介入するとき、そこには意味と意志がある。現代のリノベーションのコンセプトワークにも参考となる1冊。
■目次
第1章 都市組織の中に生き続ける古代建築
第2章 再利用による創造、改変がもたらした保全
第3章 古代末期から中世へ
第4章 歴史的建築の再利用と建築家の創造性
第5章 近世ヨーロッパ宮殿建築のスクラップ・アンド・ビルドと建築再生
第6章 線的な開発と面的な継承の都市再生
第7章 「過修復」から「保全」・「保護」へ
第8章 建築が紡ぐ人々の意志
著者:伊藤喜彦、頴原澄子、岡北一孝、加藤耕一、黒田泰介、中島智章、松本裕、横手義洋
出版社:彰国社
サイズ:B5
ページ数:151
発行年:2020.04