
つながる美術館 長野県立美術館 メイキングドキュメント
組織に属さない建築家は、自分の手で仕事を手繰り寄せるしかない。本書は、美術館のプロポーザルで幸運にも設計の機会を得た著者・宮崎浩の構想から竣工までをまとめたもの。具体例を通じて、ひとつの美術館がどのように考えられ、つくられるのかよくわかる一冊。
■目次
1. はじめる プロポーザルへ
敷地レベルを読み切りたいと思った
ワークショップ 見えない「施主」との出会い
2. プランニング 構想をかたちへ
構想から設計へ
「つながる美術館」というコンセプトをかたちにする
3. つくる・考える・つくる 現場にて
図面の背後にある建築家の意図を読み取る
4. つかう 完成しない美術館へ
美術館は人々を巻き込みながら進化・成長していく
5. ここに注目! 建築ガイド
・ランドスケープ
水辺テラス、屋上広場と草屋根ほか
・建築・素材
内外がつながる大階段と連絡ブリッジ
ふたつの軸線ほか
・アート・デザイン
ランドスケープアート「霧の彫刻」ほか
・技術・ファシリティ
消える展示ケース、内と外をつなぐ高断熱ガラススクリーンほか
著者:宮崎浩+プランツアソシエイツ
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:144
発行年:2021.04