
現代建築宣言文集 [1960-2020]
1960年のメタボリズムから2020年まで、現代の建築概念を揺るがしてきた建築家や批評家による50の言説を再録・解読するアンソロジー。
各言説には、五十嵐太郎、菊地尊也ほか東北大学五十嵐研究室による解説文も掲載。約半世紀にわたる言説の蓄積を振り返ることで、現代の位置を確かめ、未来につなぐ。
■目次
・1960年代 未来都市を構想する建築家
メタボリズム、東京計画−1960、都市破壊業KK、「美観条例」は不毛である 他
・1970年代 立ち止まって内省する社会
神殿か獄舎か、都市ゲリラ住居、街路の記号論、奥の思想、街並みの美学 他
・1980年代 ポストモダンと歴史の再考
建築と文化、機能から様相へ、消費の海に浸らずして新しい建築はない 他
・1990年代 建築と都市の言説を開く
コミュニケーションが開く建築、あいまいもこ、非作家性の時代に 他
・2000年代 グローバリゼーションの到来
アクティビティと空間、粒子へ砕く事、「原っぱ」と「遊園地」
建築の四層構造 他
・2010年代 変動する社会のなかで考える
地域社会圏、建築とは〈からまりしろ〉をつくることである、ザハ・無念 他
著者:五十嵐太郎+菊地尊也
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:432
発行年:2022.02