
建築家の基点 「1本の線」から「映画」まで、13人に聞く建築のはじまり
建築家の作品は、創造の「基点」が人生の初期に現れ、現在まで継続的に展開している。
建築家・坂牛卓氏による、建築家13人のインタビュー集。巨匠から躍進する建築家まで、作品のテーマ、アプローチを聞き出す。「物」「間」「関係」「世界」という視点から読み解かれ、全体を通してみると、日本の現代建築への理解が深まるだろう。
■目次
1章 物
安田幸一「研ぎ澄まされた線」
長谷川豪「身体の外側に出る」
宇野友明「自分でつくる物」
門脇耕三「自律するエレメント
「物」の見方の変遷
2章 間
伊東豊雄「体内感覚」
長谷川逸子「ガランドウ」
「間」の発見
3章 関係性
坂本一成「矛盾」
青木淳「非目的性」
構成の論理としての「関係性」
4章 世界
山本理顕「社会性」
古澤大輔「転用」
田根剛「未来の記憶」
豊田啓介「複雑性」
中山英之「映画性」
建築に外在する論理としての「世界」
著者:坂牛卓
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:304
発行年:2022.04