ヘレン・ケラーまたは荒川修作
現代美術の先端を走るアラカワが建築へと向かったのはなぜか?パートナーにして最大の理解者である詩人、マドリン・ギンズがその作品世界を解きほぐす。荒川作品をカラー図版で多数収録。
■目次
第1章 思考する場
第2章 「知覚は身体を持たねばならない!」
第3章 実在性の最初の 小さなレンガ
第4章 わたしのためにダイアグラムを描いてください
第5章 形状の仮面 あるいは断続的に開閉する深い穴
第6章 わたしからわたしへ、あるいは東から東へ
第7章 透けて見える風景
第8章 わたしを文字通り/逐語的に死なせないでください
第9章 すべての千年紀は新生児である
第10章 時空とは何か
第11章 見つめている他者
第12章 エラー
第13章 ふと聞こえてくる形状たち、あるいは回廊たち
第14章 ヘレン・ケラーの署名の中に見るアラカワの線
第15章 どんな大きさのミステイクか
第16章 あるいは山たち、あるいは線たち
第17章 線は亀裂
第18章 山から様々なものが群生する虚空へとむかった
彼を支えてくれるはずだったものは なかった
第19章 ポイント・ブランクにおける距離のテクスチャー
第20章 差異
第21章 鳥たち
第22章 濃淡の綾
第23章 ニュートラルなグラフォスの子ども、あるいは恐竜的ファクター
第24章 名なしの共有-共用ノート
第25章 勇者の光
第26章 他動性の行進
第27章 どこで何が起こったのか?
第28章 惑星の形成を形成
第29章 批判する浜辺
著者:マドリン・ギンズ+荒川修作、渡部桃子監
出版社:新書館
サイズ:A5
ページ数:485
発行年:2010.04
