
力 美的人間学の根本概念
現代ドイツで最も重要とされるフランクフルト学派新世代の思想家による、美的人間学始まりの書。
■目次
文庫版への序言
序言
第一章 感性 想像力の無規定さ
感官の恣意、病理学的(パトローギッシュ)な効果
感性的なものの「内的原理」、力と能力
第二章 実践 主体の訓練
感性的な明晰性、訓練、魂は主体である、個人と規律
第三章 戯れ 力の作用
美的系譜学、表現としての力、魂の曖昧なメカニズム
普遍性なき統一、「上位の力の傷つきし者」
第四章 美化 実践の変貌
霊感から生動化へ、自分自身のための感触、美的になること
展望 美学理論
第五章 美学 哲学の論争
完全性から自己確認へ、新旧の争い
第六章 倫理学 自己創出の自由
芸術家から学ぶこと、〈できないこと〉ができること
生ある運動、他なる善、美的な自己享受
自分自身を創造すること
著者:クリストフ・メンケ、杉山卓史、中村徳仁、吉田敬介
出版社:人文書院
サイズ:四六
ページ数:260
発行年:2022.07