露地を彩る蹲踞大全
「蹲踞」とは、日本庭園を彩る添景物のひとつで露地(茶庭)に設置されます。もともと茶道と深い関係にある蹲踞は、茶道の習わしで客人が手水で手を洗うときに、「つくばう(しゃがむ)」ように身を低くして手を清めたことからその名がつきました。
本書では、その蹲踞を構成する「手水鉢」を中心に、役割や名称、仕組みなどの基礎知識から、デザイン、歴史、作法と鑑賞の仕方、茶道との庭との関係などについて豊富な写真や図版・イラストでわかりやすく紹介しています。
また近年、日本の庭園文化を代表する装飾・仕掛けのひとつとして再び注目された「水琴窟」についても、その構造や設置の仕方などを詳しく解説、文字通り「蹲踞」のすべてがわかる一冊になっています。
■目次
・蹲踞の構成と作法
・水琴窟の仕組みと設置方法
・手水鉢デザイン実例集
・手水鉢を巡る物語
・手水鉢の歴史
・用語解説
著者:
出版社:誠文堂新光社
サイズ:B5
ページ数:192
発行年:2014.07
