和モダン庭園の手法
現在の住まいの主流である「和モダン」にあわせた庭づくりについて、善光寺庭園などを手がける造園家、須長一繁が語る解説本。明治から昭和初期にかけてつくられた和モダンの名園を豊富な写真と図版で分析しつつ、具体的な手法やエッセンスについて提案する。
■目次
・序説 和モダン庭園とは何か
庭園における「和モダン」とは何か
住宅のモダニズム
自然主義という景観意識の革命
・第一章 和モダン庭園の設計例
坪庭・小庭/植栽/園路/水/石
善光寺東庭庭園作庭記
モダン庭園としてのデザイン
見立ての手法を活かしたデザイン
ユニバーサル庭園としてのデザイン
・第二章 名園から学ぶ
根津美術館庭園/旧朝倉邸庭園
朝倉彫塑館庭園/山本亭庭園
坪庭・中庭から学ぶ 庭園の手法
・第三章 和モダンへの系譜
作庭家としての山懸有朋
雑木林の発見と雑木の庭
分譲地の枯山水
絶妙な和洋の並立
現代に通じるモダン和風スタイルへ
・第四章 和モダン庭園の未来
「モダン和風」か「和モダン」か
それぞれの時代が見つけた「和」
庭園におけるモダンの追求
百年住宅に合わせる庭へ
近代和風庭園表
今も見ることができる近代の庭
おわりに
著者:須長一繁
出版社:誠文堂新光社
サイズ:B5
ページ数:207
発行年:2011.04
