
住まいの建築史 近代日本編
幕末から戦後へ、100年の歴史をたどる
開国とともに現れた居留地の西洋館に始まり、明治期における和洋折衷の試行錯誤、お雇い外国人による本格建築の導入、そして関東大震災を乗り越えモダニズム隆盛を迎える日本の住まい。住宅史研究の第一人者が、幕末から戦後に至る日本住宅100年の歴史を、間取りやライフスタイルの変遷にも着目しつつ、時代の流れに沿ってやさしく語り下ろす。本書で紹介するのはいずれも現存する建物で、その見どころを写真も交えながら解説する。足掛け3年・150回続いた『週刊新潮』好評連載を再構成してまとめた、近代建築ファン必携の一冊。カラー口絵を含む写真126点収録。
■目次
はじめに
第1章 日本に姿を現した最初の洋館
第2章 洋風化を志向した日本人たちの最初期の住まい
第3章 明治期の本格的洋館を構えた日本人たちの住まい
第4章 別荘・別邸として出現した洋風の住まい
第5章 大正・昭和初期の洋館を中心とした住まい
古典主義系住宅の展開
アメリカ系住宅の出現
第6章 大正・昭和初期の和風御殿
第7章 モダニズム系の住まい
プレモダニズム系の住まい
モダニズムの始まりを伝える住まい
第8章 現代住宅の祖型としての戦後の住まい
あとがき
参考文献
連載一覧
著者:内田青蔵、大和ハウス工業総合技術研究所
出版社:創元社
サイズ:A5
ページ数:368
発行年:2023.12