ホーム 近代日本の別荘建築 湘南大磯の邸園文化

近代日本の別荘建築 湘南大磯の邸園文化

セール価格 3,850円(税込)

日本屈指の別荘地が誕生した背景を探る

湘南は明治期以降、別荘地として発展し、戦後は首都近郊の人気住宅地として位置づけられ、今日に至る。御用邸を擁する葉山、中世以来の歴史をもつ鎌倉、なかでも大磯は、すでに明治20年代から別荘地として発展し別荘地としての確たる地位を築いたが、明治以降の大磯の別荘建築の全体像は未だ明らかにされてこなかった。

本書では、他の地域では類例のない第一級の資料をもとに、別荘地の形成、別荘建築の特徴、別荘を設けた人物の来歴や大磯での暮らしについて、新聞、日記、伝記など根拠資料も提示しながら詳らかにする。

大磯の別荘の歴史という太い縦糸に、特徴ある個別の別荘を横糸として織り込むことにより、重層的な別荘建築の様相を見出し、近代日本における別荘の意義を明らかにする。

著者:水沼淑子

出版社:創元社

サイズ:A5

ページ数:352

発行年:2024.04