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芸術と民族主義 ドイツ・モダニズムの源流

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世紀の転換期を経て第1次世界大戦にいたるドイツの文学や彫刻や絵画そして建築や都市の歴史とは、これまでの狭隘なモダニズムの概念だけでは評価することができないものを内包している。モダニズム前夜、近代ドイツが経験した19世紀とはどのような時代だったのか?ナショナリズムと芸術の関係を探る。

■目次

・第1部 ナショナリズムから民族主義へ

 第1章 ドイツ民族主義の歴史

 第2章 ドイツ民族のアイデンティティと自然哲学

 第3章 生活改革運動と民族主義

 第4章 ゲルマン民族の起源

・第2部 可視化された民族の象徴

 第1章 北欧文化とドイツ・ナショナリズム

 第2章 北欧神話と民族の歴史遺産

 第3章 国民的記念碑の時代

 第4章 ビスマルク記念碑と民族主義

・第3部 芸術家コロニーと民族主義絵画

 第1章 ドイツ世紀末の結社とその思想

 第2章 芸術家コロニーと風景画

 第3章 ヴォルプスヴェーデ芸術家コロニー

 第4章 風景画とナショナリズム

・第4部 ドイツ近代建築と民族主義

 第1章 北ドイツ表現主義の建築

 第2章 地域主義とモダニズム

 第3章 ドイツ田園都市と地域主義

 第4章 田園都市からユダヤ人民族

・第5部 ナチスの民族浄化と反ユダヤ都市

 第1章 血と大地と民族の農村ロマン主義

 第2章 反ユダヤ主義と田園都市

 第3章 ゲルマン民族のユートピア

 第4章 ゲルマン民族の風景の再生

 第5章 田園都市ポーランドのゲルマン化

・おわりに

・初出一覧

・注

・索引

著者:長谷川章

出版社:ブリュッケ

サイズ:A5

ページ数:347

発行年:2008.11