モノの都市論 二〇世紀をつくったテクノロジーの文化誌
現代の都市機能はいかにして生み出され、どのように人々の感覚や時代の意識を規定してきたのか?産業革命期から二〇世紀初頭にかけて出現したさまざまな機械装置やインフラ成立の背景を探り、都市構造と生活感覚の変容を引き起こすダイナミックスを分析する。「死体公示所」、それは見世物となり、やがて消滅した。その背景には、どのようなテクノロジーの変遷があったのか。「タイプライター」が女性の職場を進出を促した。このOA機器の発明がなにを引き起こしたのか‥‥。ガス灯から自動販売機までモノとテクノロジーが織りなす都市の近代を読み解く。
著者:原克
出版社:大修館書店
サイズ:195×132
ページ数:270
発行年:2000.04
