茶室を読む 茶匠の工夫と創造
「茶の湯の座敷」すなわち茶室は、茶の湯に用いる道具の一部であり、窓や床、用材にいたるまで、先人たちはその佇まいに茶の湯の心を表すため、さまざまな工夫をめぐらせてきた。本書は茶室研究・復元の権威である著者が、紹鴎、利休と宗旦、有楽・織部・遠州など利休の弟子たちや、宗和・石州、不昧など、各時代の茶匠が関わった茶室を見ながら、それぞれの工夫のあとと茶の心を探り、現代の茶室や建築に生かすべき智恵について詳述する一冊。
著者:中村昌生
出版社:淡交社
サイズ:B6
ページ数:190
発行年:2002.10
