
民藝の世紀
世界から日本へ、日本から世界へ
世界の工芸・美術・建築とその歴史を通して考える民藝のこれまでとこれから
民藝運動は大正時代の日本で誕生しましたが、その誕生には、はじめ西洋の美術に触発され、やがてアジアの美術・工芸の美を発見し生まれた背景があります。そして現在「民藝」は世界各国の芸術にも影響を与えています。本書では「民藝」誕生を中心とした前後約2世紀の軌跡を追い、アーツアンドクラフツやバウハウスなど「民藝」と近似する海外の芸術活動との比較、建築等、工芸以外の諸分野も視野に入れながら「民藝」の持つ特質や未来の美術・工芸・建築に与える可能性、影響について考察します。
■目次
第一章 民藝以前の東洋と西洋
第二章 民藝の展開
第三章 戦後の民藝
第四章 教育と二十一世紀の民藝
著者:藤田治彦
出版社:淡交社
サイズ:四六
ページ数:208
発行年:2024.04