
敗者としての東京 巨大都市の隠れた地層を読む
江戸=東京は1590年の家康、1868年の薩長軍、1945年の米軍にそれぞれ占領された。「敗者」としての視点から、巨大都市・東京を捉え直した渾身作。
■目次
・東京とは何か
・クレオール的在地秩序
・死者の江戸、そして荘厳化する外縁
・彰義隊の怨念とメモリー・ランドスケープ
・博徒と流民
・占領軍と貧民窟の不穏
・女工たちは語ることができるか
・ニューヨーク、ソウル、東京・銀座
・学生ヤクザと戦後闇市
・「造花」の女学校と水中花の謎
・原風景の向こう側
・敗者としての東京とは何か
著者:吉見俊哉
出版社:筑摩書房
サイズ:四六
ページ数:352
発行年:2023.02