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都市社会学講義 シカゴ学派からモビリティーズ・スタディーズへ

セール価格 1,870円(税込)

都市を語ることはなおも可能か?

都市社会学は都市に何を見てきたか。たえず変調しつづける現代世界においてなお、都市を論じる意味はどこにあるのか。第一人者がその現状と可能性を鋭く問う。

■目次

まえがき

第I部 はじまりとしての都市社会学──シカゴ学派社会学とシカゴ的世界

第1章 社会科学から社会学へ──制度化のプロセス

第2章 生成期から展開期のシカゴ学派都市社会学

第3章 パークからワースへ──本流か傍流か?

第II部 もうひとつの都市社会学の展開に向けて──さまざまな批判理論と空間論の台頭

第4章 拡散する批判理論と「都市イデオロギー」論

第5章 「没空間の時間論的偏向」再論

第6章 シカゴ・モノグラフを読む

補論1 ディープジャカルタを訪ねて──カンポンに関する一覚書

第III部  もうひとつの都市社会学の領野/基層──空間論的転回、移動論的転回、そしてモビリティーズ・スタディーズ

第7章 起点としての空間論的ルネサンス

第8章 空間論的転回から移動論的転回へ(1)──空間/場所と時間の再審

第9章 空間論的転回から移動論的転回へ(2)──ルフェーヴルとジンメル

第10章 モビリティーズ・スタディーズの理論的座標軸(1)──創発とは何か

第11章 モビリティーズ・スタディーズの理論的座標軸(2)──脱主体の機制

第12章 ハーヴェイ、アーリとモビリティーズ・パラダイム

第IV部 トランジション・シティの方位と実相

第13章 都市社会学の脱構築のために

第14章 トランジション・シティの「いま・ここ」と「これから」(1)──その諸相

第15章 トランジション・シティの「いま・ここ」と「これから」(2)──デジタル化の光と影

補論2 トランジション・シティと一九二〇年代シカゴの都市的世界

終章 シカゴ学派再考の理論的地平から

あとがき/参考文献

著者:吉原直樹

出版社:筑摩書房

サイズ:四六

ページ数:256

発行年:2024.12