
地方都市の持続可能性 「東京ひとり勝ち」を超えて
地方分権の声も虚しく現在の日本は東京ひとり勝ちである。人口データを見ても経済力を見ても、明らかなこの状況、しかしこのままでは行き着く先は共倒れしかない。市町村合併といった具体策も実行されたが、むしろその副作用が露呈した。少子高齢化と長期低迷の時代、地方は衰退するしかないのか?公共政策に精通する研究者が、全国各都市の栄枯盛衰を人口・産業・競争関係などから俯瞰し、さらに道州制や首都機能移転など、これまでの議論を整理。一風変わった視点から暗い将来像を振り払い、地方が生き残る条件を再検討する。
■目次
・第1章 データにみる東京ひとり勝ち
・第2章 だれが都市を殺すのか
・第3章 国策と地方都市
・第4章 都市間競争の時代へ
・第5章 人口減少時代に生き残る都市の条件
著者:田村秀
出版社:筑摩書房
サイズ:新書
ページ数:272
発行年:2018.11