
水都 東京 地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外
隅田川が流れる下町から、凸凹地形が魅力的な山の手、さらに古代の記憶が随所にみられる郊外まで、川、海、濠、湧水などに着目して、水の都市・東京を描き出す。
■目次
・隅田川 水都の象徴
基層、権力と位置、橋と水運、近代から現代へ
・日本橋川
近代の舟運と河岸、水辺空間の文明開化、東京に映し出されたヴェネツィア、日本橋川とモダン東京の建築群
・江東
東京の「東西」、変化する江東
・ベイエリア
水辺の文化を受け継ぐ場所、お台場が物語る東京湾内海の歴史、基層から考える、ベイエリアの可能性
・皇居と濠
三次元の水の都市・江戸、内濠と外濠、外濠の魅力の再発見
・山の手
山の手を「読む」、凸凹地形を読みとく
・杉並・成宗
武蔵野から古代・中世を知る、阿佐ヶ谷周辺を南北に歩く
・武蔵野
井の頭池、神田川から見える古代・中性、玉川上水
・多摩
「水の郷」の発見、日野を読む、国分寺崖線と湧水、国立・谷保
・あとがき
著者:陣内秀信
出版社:筑摩書房
サイズ:新書
ページ数:335
発行年:2020.10