自然の家
F.L.ライトによる「The natural House」(1954年刊)の全訳。いかにして人間の住まいと自然は調和をとりうるか。邦訳は遠藤楽による「ライトの住宅」が存在するが、建築家ライトの思想と美学が凝縮された名著として改めて新訳。最新知見をもりこんだ解説付。
■目次
第1書:1936-1953年
・有機的建築
・新しい家を建てる
単純性/造形性
・素材の本性のままに その哲学
新たなる現実 ガラス/もうひとつの現実 連続性/あるがままの素材
新たなる統合性/そして統合的な装飾!/巨大なる力
・ユーソニアン住宅 1
・ユーソニアン住宅 2
重力暖房
・ユーソニアン住宅について
第2書:1954年
・統合性 人にも、住まいにも
・大地から築きあげる
どこに建てるか/どんな土地か/適切な基礎/土塁型住宅の利点
家をどのように照らすか/偉大なる発光体/鋼鉄とガラス
地下室/断熱と暖房/屋根の形/屋根裏部屋/台所の大きさ
依頼主と家/家族の拡大と増築/子供部屋/調度品/椅子
塗装/空気調和の是非/請負業者
・文法 芸術作品としての家
未来の建築家/単純であることは勇敢なことである
・「ユーソニアン・オートマチック」
建設費を下げる/「ユーソニアン・オートマチック」の建設法
・有機的建築と東洋
哲学と行い
・信条
・謝辞(初出一覧/写真撮影一覧)
・図版リスト
・注
・フランク・ロイド・ライト年譜
・フランク・ロイド・ライト建築地図
・訳者のノートから
ライトの建築 その造形と思想のありか
・訳者あとがき
著者:フランク・ロイド・ライト、富岡義人
出版社:筑摩書房
サイズ:文庫
ページ数:327
発行年:2010.01
