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新・建築入門 思想と歴史

セール価格 1,210円(税込)

一本の柱が原野に立てられた太古から、ゴシック、古典主義、ポストモダニズム建築まで。建築様式の歴史的変遷の背後にはどのような思想があったのか。ひとつひとつ思考を重ねつつ、歴史的視座を与える。自著解説も付す。

「建築とは何か」という困難な問いに立ち向かい、建築様式の変遷と背景にある思想の流れをたどりつつ、思考を積み重ねる。書下ろし自著解説を付す。

■目次

まえがき 

第一章 建築の危機 

 1 すべてが建築である 2 脱構築=脱建築 

第二章 建築とは何か 

 1 物質 2 シェルター 3 空間 

第三章 構築

 1 洞窟 2 垂直 3 構造

第四章 構築と拡張

 1 多柱室 2 比例 3 台座 4 ルーフ 5 視覚補正

第五章 構築と自然

 1 生贄 2 植物 3 身体

第六章 構築と主体

 1 家型原型説 2 外部対内部 3 光による統合

第七章 主観対客観

 1 主観的救出と客観的救出 2 ローマという統合 3 ゴシックという主観

第八章 建築の解体

 1 透視図法 2 書き割りとテクノロジー 3 絶対的な主観

第九章 普遍の終焉

 1 普遍対逸脱 2 新古典主義 3 幾何学と自然 4 自然と崇高

第十章 建築のモダニズム

 1 自然の逆転 2 社会の発見 3 理想都市とマルクス

 4 構築の否定とミース 5 構築を超えて

・文庫版あとがき 歴史を乗り越えた

著者:隈研吾

出版社:筑摩書房

サイズ:文庫

ページ数:224

発行年:2022.03