芸術としてのデザイン
デザインとは何だろう? 芸術との関係は? デザイナーに必要な資質とは? 自らデザイナーとして数々の仕事を手がけたムナーリは、身近なモノから突拍子もないアイデアまでを取りあげ、デザインの本質を真摯に、しかしユーモアたっぷりに語る。良い広告とだめな広告、狙った効果にぴったりな文字フォント、子どもを引きつける絵本、伝統的な日本家屋の機能性、何気ない図形に秘められた性質、常識に揺さぶりをかけるトポロジー的発想……。バラエティ豊かな題材の数々には、創造のヒントが詰まっている。世界各国で読み継がれてきたデザインの名著、イタリア語原書を忠実に再現した新訳完全版。
■目次
・日本語版への序文
・序 役に立たない機械
・職業としての芸術
・デザイナーとスタイリスト
デザイナーとは誰か/純粋芸術と応用芸術/生きた言葉/バラのかたちをしたバラ/スタイリスト/謎めいた芸術
・ヴィジュアル・デザイン
視覚的特徴づけ/言葉のかたち/電報と詩/ふたつでひとつ/シンボルと記号の言語?/12000 のいろいろな色
・グラフィック・デザイン
絵が真ん中にある広告/決まった寸法のないポスター/子どもにとってよい本
・インダストリアル・デザイン
アートのミニチュア化/日本の伝統家屋に住む/竹とは/自発的なかたち/プリズムランプ/使い古し/オレンジとグリーンピースとバラ/移動彫刻/豪華仕様の高級住宅/このごろの権威/カトラリー(ナイフセット)/これで終わりではない/奇想天外なプレゼント
・リサーチ・デザイン
アイリス/膨張,爆発/凹凸のフォルム/連続する構造/テトラコーン/陰と陽/モアレ/直接投影/偏光投影/正方形/円/三角形/矢は羽を失うとも,矢じりを失うことなし/想像上の物体の理論的再構築/実験的トポロジーの練習/2つの泉,9つの球……
・補遺 わが少年時代の機械(1924 年)
・訳者解説(太田岳人)
・訳者あとがき(土肥秀行)
著者:ブルーノ・ムナーリ、石田聖子、太田岳人、土肥秀行
出版社:筑摩書房
サイズ:文庫
ページ数:320
発行年:2026.10
