フジモリ式建築入門
「建築とは何か」を知るために歴史の扉を開けよう。神の住いと人の住いの歩みをたどり、歴史的な建物が語る言葉に耳を傾けると、建築の進化の過程が見えてくる。
■目次
・第一章
建築は長持ち/思想と社会を映す鏡/建築の本質は「美」
・第二章
火から始まる/内部空間の誕生/住いの出現/新石器時代の家は美しかったか?
信仰と建築の関係/ピラミッドの出現/ピラミッド以外の建築/建築の原型
日本では古墳が造られた/アメリカ大陸のピラミッド
・第三章 ヨーロッパ建築のはじまり
始まりは古代ギリシャ/最初の建築ルール/ローマがギリシャを継ぐ
「アーチ」の出現/キリスト教建築の誕生
・第四章 ヨーロッパ建築の成熟と死
ロマネスク様式の誕生/ビザンチン VS ロマネスク/建材が様式を作る
ゴシック様式は都市に花開く/ルネサンスはフィレンツェから
バロックは空間の冒険/新古典主義、そして建築の最後
・第五章 日本の住宅
住宅とはなにか?/竪穴式住居にはじまる/高床式がやってきた
日本の様式は用途に従う/竪穴式住居の流れ/寝殿造は貴族の住い
書院造は武士の住い/茶室は建築の原点/数寄屋造に落ち着く
・あとがき
著者:藤森照信
出版社:筑摩書房
サイズ:新書
ページ数:235
発行年:2011.09
