木と水の建築 伊勢神宮
川と森に囲まれ、古代の姿をいまにとどめる伊勢神宮。延暦年間の「儀式帳」に残された寸法書をめぐる謎に迫り、日本の建築と精神文化の原型を探る。
「伊勢神宮 森と平和の神殿」の姉妹編ともいうべき神宮建築論の集大成。
■目次
はじめに
序章 木と水の形象としての伊勢神宮
第一章 神宮建築と真床追衾
古代の神宮建築
真床追衾
神の映像と神社建築 伊勢神宮と出雲大社
豊受大伸宮の成立
第二章 日本建築の原型
神明造の原点をさぐる
日本建築の原型 伊勢
第三章 式年遷宮と神宮建築
伊勢神宮の遷宮
神宮建築と式年遷宮
第四章 伊勢遷宮の起源
伝統論の出発と終結 伊勢神宮の造形について
元伊勢をさぐる
第五章 伊勢神宮の確立
伊勢神宮の創祀
伊勢神宮の確立
おわりに
著者:川添登
出版社:筑摩書房
サイズ:A5
ページ数:269
発行年:2010.12
