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天安門広場 中国国民広場の空間史

セール価格 4,840円(税込)

世界最大の広場、その語られざる歴史。

中国近代革命の中心地は、1949年まで「無名の空間」だった。新進気鋭の建築史家が膨大な現地資料を読み解き、中国都市史の巨大な空隙に挑む。貴重な図版を多数収録した、日本初の本格的研究。

■目次

・序章 「革命史観」からこぼれ落ちた歴史

・第一章 禁地開放

 不可視の空間、辛亥革命、儀礼の変質

・第二章 広場を奪い合う 五四運動とその後

 五四運動のなかの天安門広場

 頻発するデモ活動 1920年代

 北京政府と中国国民党

・第三章 揺れる位置づけ 1920-30年代の建設と計画

 森林化した広場

 開発か、保存か

・第四章 メディアとしての天安門

 孫文を記念する

 プロパガンダを掲げる 日中戦争時代

・第五章 1949年に切断線を引く 中国共産党とその「空間政治」

 建国セレモニー

 人民英雄記念碑

 国章

・第六章 東西軸の創出、南北軸の延伸

 日本の占領都市計画

 首都計画

 広場の造型 1950年代の計画案

・終章 「施設」以前・以後

著者:市川紘司

出版社:筑摩書房

サイズ:A5

ページ数:480

発行年:2020.08