反オブジェクト 建築を溶かし、砕く
著者、曰く「一言で要約すれば、自己中心的で威圧的な建築を批判したかったのである。ある種の建築が発する、独特の存在感、雰囲気。それを批判したかった。それをオブジェクトという言葉で表現してみたのである。そしてオブジェクトを批判するならば、それにかかわる別の形式の具体的提案を行いたいと思った。」
建築は屹立するオブジェクトであり続けたために環境から切断された存在であった。この切断を回避することは可能なのか?困難な問いに挑む、渾身の書き下ろし。
著者:隈研吾
出版社:筑摩書房
サイズ:195×135
ページ数:272
発行年:2000.07
