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クラフツマン 作ることは考えることである

セール価格 4,400円(税込)

ローマ帝国の煉瓦職人から名器ストラディヴァリの工房まで、近代世界が忘却したクラフツマンシップ(製作者本能)の由来をたずね、その現代的意味を問い直す。

■目次

序論 自分自身の製作者としての人間

   ハンナ・アレントとロバート・オッペンハイマー

   プロジェクト『クラフツマン』『戦士と僧』『外国人』

第一部 クラフツマンたち

   第1章 悩めるクラフツマン

   近代のヘファイストス、衰弱した動機づけ

   断片化した技術、対立する規範

   第2章 作業場

   ギルドの家、親方の自立、彼の秘密は彼と共に死んだ

   -ストラディヴァリの作業場にて

   第3章 機械

   鏡となる道具、啓蒙されたクラフツマン

   ロマンティックなクラフツマン

   -ジョン・ラスキンが近代世界と闘う

   第4章 物質への意識

   変容、存在、人間化

第二部 クラフト

   第5章 手

   知的な手、手の美徳、二本の親指、手、手と目

   第6章 表現力の豊かな指示

   指示の原理、書かれたレシピ

   第7章 道具を目覚めさせる

   難しい道具、修理をする、崇高な道具、覚醒

   第8章 抵抗と曖昧

   抵抗がもっとも小さい道、事態を難しくすること

   抵抗の場、曖昧さ、即効性

第三部 クラフツマンシップ

   第9章 品質にこだわる作業

   熟練した技術、ヤヌスの顔を持つ強迫観念、天職

   第10章 哲学の作業場

   仕事と遊び、能力、操作知能

結論 哲学の作業場

   プラグマティズム、文化、倫理学

著者:リチャード・セネット、高橋勇夫

出版社:筑摩書房

サイズ:四六

ページ数:544

発行年:2016.07