昭和初期の博物館建築 東京博物館と東京帝室博物館
図面、残された文書から、二つの博物館の建築、竣工に至るまでの経緯を読み解き、携わった職人たちの人物像にせまる。
■目次
・第一章 東京博物館本館
ステインドグラスの製作者は誰か 田辺千代/本館復興計画案の推移 河田健/科学の殿堂を支えた技術 加藤雅久/石材に職人の技を見る 石工 森田定吉さんに聞く 原田紀子/展示配置図
・第二章 東京帝室博物館
形態決定のプロセス 河田健/宮内省設計技師 雪野元吉 田辺千代/実施設計での意匠 古田知久/復興本館の照明計画 木下史青/国宝を支えた技術 加藤雅久/陶芸家が鬼瓦を造形 池田泰佑/「国産化」建築の極み-昭和十三年、東京帝室博物館の意味 加藤雅久/上野の総理官邸 佐々木利和/展示配置図
著者:博物館建築研究会
出版社:東海大学出版会
サイズ:A5
ページ数:194
発行年:2007.04
