住吉の長屋/安藤忠雄 ヘヴンリーハウス 20世紀名作住宅をめぐる旅 3
常に建築界の第一線を走り続ける安藤忠雄。その原点にして、戦後日本の都市型住宅の方向を決定付けた名作「住吉の長屋」を徹底解剖。1976年に完成したのち、ベールに包まれていたこの住宅を人気建築家・千葉学が訪問し案内する。
図面、写真、スケッチなど貴重な設計資料、当時書かれた文章などを多数収録。外観・内装ともに豊富な写真を掲載し、あたかも住宅を訪れているかのように視覚的に追体験できる。
■目次
・第1章 住吉の長屋 ミクロコスモス
住吉の長屋へ/最初の出会い/「都市ゲリラ住居」の時代/小さな家/ファサードの否定-地下空間への指向性/ファサードとしての屋根/虚空へ/再び住吉へ/双子/住吉の長屋における双子性/住吉の長屋の二面性と住宅としての強度
・第2章 「住吉の長屋」とその時代
アンソロジー「住吉の長屋」と安藤忠雄/1.安藤忠雄「都市ゲリラ住居」/2.東孝光「町人の優しさと土性骨」/3.石山修武「怪談 三義人邂逅・一幕一場」/4.二川幸夫「時代の透き間から」
・資料編
安藤忠雄年表/安藤忠雄建築地図/安藤忠雄ポートレイト/あとがきにかえて
著者:千葉学、五十嵐太郎、後藤武
出版社:東京書籍
サイズ:215×180
ページ数:155
発行年:2008.09
