新建築臨時増刊　東京スカイツリーのディテール　Detail of TOKYO SKYTREE

東京スカイツリーにまつわる数字をキーワードに、図面、撮りおろし写真、和・英併記のテキストなどでタワーを徹底解剖！

「東京スカイツリー」は634mという高さもさることながら、そこに注がれる技術やデザインなど、特筆すべき点が数多くあり、建築界でも注目を集める。本書はこのプロジェクトを建築的な専門の視点を生かし、図面を主体とした誌面にまとめたもの。

■目次

　遠くまで見える都市の中の塔、地勢を読み解く、大きなひとつの建築

　長い地形をつくる、世界一の高さの自立式電波塔

　三角から丸へ変化する平面形、三角形平面でふんばる足元

　工作物内建築物、鉄塔と石塔からなるハイブリッドタワー

　倍強度高性能鋼の採用、鉄塔をかたちづくる鉄骨部材の数々

　大口径鋼管が可能にしたタワー、鼎トラスの接続と大型鋳造仕口の製作

　柱の曲線を実現するための溶接角度、アンテナを取り付けるゲイン塔

　ゲイン塔の接続方法、ゲイン塔の振動を抑える頂部TMD　ほか

・技術を結集し未来へ紡ぐ　21世紀初頭のタワーとしての挑戦

　亀井忠夫（日建設計　常務執行役員プリンシパル）

・インタビュー　街と人と一体のプロジェクト

　・地域一体のまちづくり

　　鈴木道明（東武タワースカイツリー代表取締役社長）

　・日本の技術を誇りに　白石達（大林組　代表取締役社長）

　・1000年先を見据えて　中村光男（日建設計　代表取締役会長）