
新建築1999年9月臨時増刊 坂倉建築研究所 アソシエイツのかたち
日本代表する建築設計事務所のひとつである坂倉建築研究所は、1969年、坂倉準三逝去の後、そのアソシエイツを主体として設立。社会の求める建築をつくる組織としてのシステムと、構成するそれぞれの個が独立性を併せもつ集団である。したがって、クラインアント、敷地、そして担当者が違えば、様々に異なる回答が用意され、その作品は当然のように多様性をおびる。しかも、それが東京、大阪という文化的背景の異なる集団のよって、実践されているとすればどうであろう。本書では過去15年間を、東京事務所作品と大阪事務所作品にわけ通観する。後半には「坂倉建築7つのオリジン」と題して、香山寿夫氏、他による8つのエッセイを収録。さらに編集の段階で、急遽その存在が明らかになった、「パリ万国博覧会日本館」の図面11葉 (本邦初公開)を特別収録。
著者:
出版社:新建築社
サイズ:A4変
ページ数:216
発行年:1999.09