
JA 51 riken yamamoto 2003 山本理顕
山本さんの建築は常にシステマティックに考えられています。それはパーツのことだったり、プラン、また街区のつくり方にも表れています。それはあるパターンをつくりだすことでその背景にあるものをとらえる方法なのかもりれません。ここに掲載しているのは初期のものから現在計画中のものまで25年以上の隔たりがあります。しかしそれぞれがつくられることによって何らかの状況が発見されるということには違いはありません。また近年は日本国内だけではなく海外でも多くの大きなプロジェクトを進行させています。それらは他の建築家たちと共同でつくられているものです。このことは建築を取り巻く状況の変化に対応した方法なのかもしれません。つくりながら多くのことを発見して、そして状況を変えていく。山本さんの建築を通して、つくることの可能性を考えたいと思います。(巻頭より)
著者:
出版社:新建築社
サイズ:A4
ページ数:140
発行年:2003.10