
JA 78 集合のつくり出すかたち Redefining Collectivity
建築の集合体として都市を考えるとき、建築自体を、分散する空間や部位などの集合体と想定してみることで、建築と都市の関係は変わり得るのではないか。なぜなら、そう考えることで、建築と都市の間の階層が少なくともひとつは増えるはずだからだ。したがってこのテーマは、より多様で豊かな都市環境の形成に、建築が深く貢献できるようになる可能性の提示でもある。本号では、こうした建築の方向性に、「集合のつくり出すかたち」というフレームを与え、特集とした。そして14組の日本人建築家の試みを、設計プロセスを中心に紹介する。(本文より)
・エディトリアル 橋本純
・槇文彦インタビュー 群造型から50年を経て
・槇文彦 シンガポール理工系専門学校キャンパス
・原広司インタビュー 数学・離散・建築
・原広司 港湾都市再生計画
・集合の風景
・妹島和世+西沢立衛/SANAA ルーブル・フランス
・青木淳 杉並区立大宮前体育館
・西沢立衛 十和田市現代美術館
・妹島和世 犬島「家プロジェクト」
・西田司+中川エリカ/オンデザイン 村、その地図の描き方
・中村竜治 カラフル/とうもろこし畑
・平田晃久 プリズム・リキッド
・石上純也 リトルガーデン/神奈川工科大学KAIT工房
・藤本壮介 Tokyo Apartment
・長谷川豪 浅草の町家
・末光弘和+末光陽子/SUEP. 地中の棲処
・小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt 宇土市立宇土小学校
著者:
出版社:新建築社
サイズ:A4
ページ数:128
発行年:2010.07