住宅建築 2025年12月号 服部信康 暮らしのかたちを紡ぐ
愛知を拠点に設計を行う服部信康さん。「自分には特定のスタイルがあるわけではなく、建主の希望に寄り添うようにしている」と語る。その言葉の通り、一人の設計者とは思えないほどの建築の幅があり、それぞれの個性が感じられる。だがそれは単に表現の豊富さだけではない。住まい手が違えば暮らしも変わる。敷地も一つとして同じではない。その多様なひと、暮らしと一体となったかたちが住まいに現われている。服部さんの独立初期から近年の住まいを紹介し、その設計思考を紐解く。
■特集 服部信康 暮らしのかたちを紡ぐ
・インタビュー
住まい手にとっての幸せのかたちを追求する 服部信康
・作品6題 設計=服部信康建築設計事務所
変形を活かすかたち Chocolate Cornet
格子で内外を程よく繋ぐ 長浦の家
・対談 小さくても気持ちよく暮らせる家
服部信康×「長浦の家」建主Mさん
〈奥〉を感じる家 切妻の舎
庭とともに育まれる24角形の住まい 樽板の家
2つの軸線で解く 五位塚の舎
大屋根の下に小さな工夫を重ねる 馬小屋と橙の納屋
■特別記事
・久保敦史建築設計事務所
造作がつくる生活の居場所
明暗をもつ矩折り土間の家 千秋の家
窓辺に住まう 二俣川の家
■シリーズ
・森と人と建築と 第25回
コスタリカ 環境と共生する建築思想の現在地1
・風と光の建築術
Studio Saxeが描く動的自然との共生
企画・監修=落合俊也
・祈りの場 弔いの場 第3回
カトリック新発田教会
設計=アントニン・レーモンド 村上晶子
・研究室からフィールドヘ 第53回
加子母木匠塾2025
金沢工業大学/京都大学/京都工芸絨維大学/京都芸術大学/滋買児立大学/東洋大学/名城大学/立命館大学
・連載
和の世界の空間探求 第8回
始原の和から現代へ
企画・監修・文=服部岑生
INTERIOR -Connecting People- 第40回
The Erwitt House Miki Takashima
手描き図面に込めた想い 第25回
鬼頭梓の建築 その7 最終回
東北大学付属図書館 監修・文=松隈洋
著者:
出版社:建築資料研究社
サイズ:A4
ページ数:146
発行年:2025.12
