湖上の家、土中の家 世界の住まい環境を測る
草の浮き島(ペルー)、砂漠の土の家(イラン)、白い洞窟住居(スペイン)、濃い暗がりのある家(ベトナム)・・・。体当たり調査で測った世界の「住み心地」。
■目次
・第1章 砂漠地帯の民家を調べる-イラン・キャヴィール砂漠周縁
テヘランから南へ/市街の家・村の家-カーシャーン/ゾロアスター教の合宿所-ヤズド/強固な住まいのやわらかな暮らし-旅から受けた示唆1
・第2章 湖上の葦草の家とアドベの家を調べる-ペルー・チチカカ湖周縁
葦草の島と家-ウロス島群/石とアドベの家/場所や建築の強度とは何だろう-旅から受けた示唆2
・第3章 地中の家、崖下の家を調べる-スペイン・アンダルシア地方
アンダルシアの二つの村/地中の住居群-グアディクス/崖下の住居群-セテニル/白い被膜がはたらく力-旅から受けた示唆3
・第4章 囲みの家、篭の家を調べる-ベトナム・ハノイ近郊農村とホイアンの町家
ベトナムの村と家/住まいのかたちを決める二つの側面/家々の閉鎖性と涼感のありか-旅から受けた示唆4
・第5章 民家のかたちと気候
四地域の住まいの温熱環境を比較する
著者:益子義弘、東京藝術大学益子研究室
出版社:農文協
サイズ:250×190
ページ数:158
発行年:2006.11
