
SD 2000年07月号 ツール・ド・ロマネスク 中世の光と空間II フランス建築巡礼
特集 ツール・ド・ロマネスク
フランス中南部のロマネスク建築を紹介した1996年10月号に続き、今回はフランス西部の巡礼路にそって中世教会建築を取り上げる。ブルゴーニュのヴェズレーを起点とし、ポワトー、ボルドー地方を経てスペインとの国境・ポーへと南下してゆくルート、あるいは南仏アルルからポーへとつづくルート、各地の教会は、ドーム、壁画、彫刻といった多様な地方色に彩られ、堅固で質素というロマネスクに対する一般的なイメージを揺さぶる。さらに、教会修復への歴史と現状、ブルゴーニュやボルドーの料理・ワインといった側面にも視野を広げ、ロマネスクの文化へ多角的に光りをあてる。
著者:
出版社:鹿島出版会
サイズ:A4変
ページ数:112
発行年:2000.07