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地図で読む戦争の時代 描かれた日本、描かれなかった日本

セール価格 1,980円(税込)

「地形図を作り始めたのは、どの国でもたいてい陸軍である。もちろん海図は海軍が作った。陸であれ海であれ、国を守るために正確な地図が必要であることは当然である。しかし一方で、他国を侵略するにも、先立つものは地図であった。」(本書「はじめに」より)

地図から日本の歩みが立体的に浮かび上がる。

軍港や飛行場などの軍用地、重要な工場や発電所、ダム、鉄道操車場といった場所の地図は、敵国の目から隠すために、ときに別のものとして描かれたり、まったくの空白とされることもあった。

本書では、さまざまな用途や時代の地図をもとに、日本がかかわった「戦争」の痕跡をさぐっていく。

■目次

・地図に表された戦争の傷痕

・植民地と領土を地図に見る

・地図が隠したもの 秘匿される地図

・軍事施設はその後どうなったか

著者:今尾恵介

出版社:白水社

サイズ:四六

ページ数:263

発行年:2011.04