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地図で読む昭和の日本 定点観測でたどる街の風景

セール価格 2,090円(税込)

日本のさまざまな地域の歩みを「定点観測」でたどってみたい。時代の異なる同じ地域の地図を数種類比べることで、それぞれの時代になにが大切にされ、どのような変化があったのかが見えてくる。

本書で著者は千葉県谷津、大阪の堺、名古屋の中村、仙台の長町、東京の立川や銀座、博多や横浜など、全28景を追いかけていく。詳細な地図をもとに日本各地の街の歴史を考えることで、国のかたちが浮かび上がってくる。

■目次

・急速な欧化政策 銀座・有楽町

・水車と電線会社 西新宿・代々木

・塩田からタワーマンションへ 船橋

・日本一の町 荏原町

・日本初の水力発電所と電車 京都・蹴上

・塩田と養魚場は京浜工業地帯へ 川崎

・幕末以来の海軍の街 横須賀

・水田とグラウンドから大厦高楼の街へ 武蔵小杉

・砲兵工廠の最寄駅から大阪北東のターミナルへ 大阪・京橋

・村山貯水池を目指した三本の鉄道 多摩湖畔

・大正時代に出現した田園の遊廓 名古屋・中村

・東京から埼玉へ移籍した村 浮間

・「空都」から多摩の中心へ 立川

・仙台南隣の宿場町は「副都心」へ 長町

・中世の自治都市 堺

・鉄道聯隊の村から交通の要衝へ 習志野

・浜沿いの農村から住宅都市へ 芦屋

・「苫屋の煙」たなびく漁村から三五〇万都市へ 横浜

・水田の広がる「鹿手袋」から交通の要衝へ 武蔵浦和・中浦和・西浦和

・田んぼの広がる砂利電車の終点から「郊外型SC」の街へ 二子玉川

・砂村新四郎が開拓した新田は今 砂町

・兵員輸送の拠点港から大工業地帯へ 広島・宇品

・猪苗代と利根川の名がここにある理由 東京・尾久

・日本で一か所しかない文字の地名「垳」 埼玉・八潮

・幕府の火薬庫から大学の町へ 明大前

・今はなき碁盤目の城下町 名古屋

・鉄道とビールの街 吹田

・古代以来の国際貿易港の町 博多

著者:今尾恵介

出版社:白水社

サイズ:四六

ページ数:334

発行年:2012.10