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図書館 愛書家の楽園

セール価格 4,070円(税込)

なぜ人は書物という形の情報(データや記憶とも言いかえられる)を集め、図書館や書斎を形作るのだろう?

本書はこの問いに始まり、古今東西の実在・架空の図書館を通して、書物と人の物語を縦横無尽に語る。サミュエル・ピープスの書棚の工夫、ボルヘス、セルバンテスらの書斎の本、ラブレーやボルヘスらが思い描いた想像の書物と想像の図書館、ナチスやソ連の強制収容所にあった図書室など、数々の興味深いエピソードとともに、あらゆる角度から図書館の歴史に光があてられていく。書物と人の過去・現在・未来を探る、至福のエッセイ。

■目次

神話としての図書館

秩序としての図書館

空間としての図書館

権力としての図書館

影の図書館

形体としての図書館

偶然の図書館

仕事場としての書斎

心のあり方としての図書館

孤島の図書館

生き延びた本たち

忘れられた本たち

空想図書館

図書館のアイデンテイティ

帰る場所としての図書館

著者:アルベルト・マンゲル、野中邦子

出版社:白水社

サイズ:四六

ページ数:340

発行年:2018.06